医師にはメリット、看護師にはデメリットか - 医師・看護師調査◆Vol.2

Vol.1はこちら 看護師へのタスク・シフティングは医師の業務負担を減らす効果が期待されるが、シフト「される側」の負担が増す懸念もある。これまでは医師が担当していたものを看護師が行うことが、患者の目にどう映るのか、という視点もあり得る。医師、看護師、患者それぞれにとってのタスク・シフティングのメリット、デメリットについての見解を、医師と看護師に聞いた。 Q: 医師にとって、看護師へのタスク・シフティングの推進は 医師全体で「メリットが大きい」と「どちらかと言えばメリットが大きい」を合わせて71.9％に達しており、医師には歓迎されている一方で、看護師は合わせて45.2％にとどまる。「どちらとも言えない」が50.0％を占め、看護師から見ると医師への影響を測りかねている面もあるのかもしれない。勤務先別では、公的病院の医師では合わせて64.6％、民間病院では合わせて65.3％と、大学病院、公立病院に比べてやや少ない。開業医は医師の中では最も少ない57.8％だった。いずれの職種でも、「デメリットが大きい」、「どちらかと言えばデメリットが大きい」はわずかだった。 Q: 看護師にとって、看護師へのタ...