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社会医学系の専攻医、2年目も100人超え

レポート 2018年10月12日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

社会医学系専門医を目指す専攻医数は、2018年度は112人で、制度初年度の2017年度の109人と合わせると221人に上ることが明らかとなった。一般社団法人社会医学系専門医協会の9月末の総会で報告された。専門研修プログラムも新たに20プログラムを追加認定し、計73。47都道府県の全てで研修が可能な体制が整った。 社会医学系専門医協会理事の大槻剛巳氏 2年連続で専攻医数が100人を超えたことについて、同協会理事で、日本衛生学会理事長の大槻剛巳氏は、「制度開始前は、年30~50人と想定していた。しかも、初年度よりも2年目は減ると考えていたので、想定よりも多い数字」と語る。制度初年度は、社会医学系の大学院に在学中、あるいは行政の仕事に従事している医師などが一斉に研修開始。2年目の専攻医数が減少すると想定していたのは、新たに社会医学系の分野に入る医師数は限られると見ていたからだ。 社会医学系専門医協会は、2015年9月に設立され、2016年12月に法人化。社会医学系の各学会、日本医師会、日本医学会連合など計14の学会・団体から成る。社会医学系専門医の養成は、2017年度からスタートした。制度開...