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「公平 ・公正な医学部入試の在り方」、AJMCが検討

レポート 2018年10月14日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

全国医学部長病院長会議(AJMC)は10月13日、「大学医学部入学試験制度検討小委員会」を新設、第1回会議を開催した。大学の立場として自立的に「公平 ・公正な医学部入試の在り方」を検討するのが狙い。約1カ月程度議論し、(1)性別、浪人年数、内部進学、地域枠等様々な入学枠に関する公平性の考え方、(2)募集要項等受験生への事前の情報提供の在り方――を取りまとめる方針。その後さらに今年度内も議論を深める。 小委員会の設置は、東京医科大学の入試不正問題が発端。文部科学省はそれを契機に、全国の医学部・医科大学の入試について調査を実施(『医学部合格率、男性が女性の1.18倍、8割の大学で上回る 』を参照)。他にも複数の大学において、不適切な事案があるとされている。 AJMCでは、「日本の大学医学部は、一般社団法人日本医学教育評価機構(JACME)による医学教育分野別評価の認証評価を受けている最中であり、本課題には厳粛に取り組む所存」としている。 小委員会の委員は8人。委員長は、山形大学医学部参与の嘉山孝正氏が務める。13日の委員会には、嘉山氏のほか、東京大学医学部長の宮園浩平氏、杏林大学医学部長の...