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初期研修医も入職1週間でER当直-さいたま赤十字病院

レポート 2018年10月17日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

研修医が入職から1週間でER当直に加わるなど、「参加型」の初期研修を行っているさいたま赤十字病院(さいたま市)は、2018年度臨床研修マッチング中間発表で、「1位希望人数」が前年度の28位、28人から10位、44人に大幅増加した。救急と周産期医療など研修医を引きつける研修内容に加え、2017年1月にはJRさいたま新都心駅近くに新築移転、今年度は給与もアップした。院長の安藤昭彦氏は「日赤ブランドに、プラスαをどうやって高めていくかをずっと考えている」と戦略を語る。 右がさいたま赤十字病院、左が埼玉県立小児医療センター。2病院は渡り廊下でつながっている。 2016年度は定員14人に対し1位希望28人で28位、2017年度は定員13人に対し1位希望28人で29位。それが2018年度には激増した。要因として、安藤氏は今年度から研修医の給与を1年次25万円から30万円、2年次30万円から35万円に、ボーナスを5万円から10万円に上げたことを挙げる。 毎年1月に行われる「基本的臨床能力評価試験」の日の夜、研修医の生の声を聞くためにポケットマネーで飲み会を開いたところ、「ボーナスを上げてほしい」とい...