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マッチ率100%は11大学、大学人気低下傾向続く

レポート 2018年10月19日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

10月18日に公表された2018年度医師臨床研修マッチングの最終結果を大学病院本院別に分析したところ、募集定員に対するマッチ者数の割合(定員充足率)が100%だったのは11大学だった。2017年度は10大学、2016年度は15大学だった。大学病院で研修する医師は3741人で割合は40.7%となり、9年連続で減少して過去最低を更新、大学人気の低下傾向が続いている(マッチングの全体結果は、『6都府県の研修医割合、下げ止まり、2018年度マッチング最終』を参照)。 分析対象は、防衛医科大学校と2017年4月に医学部を新設した国際医療福祉大学を除く80大学の本院。定員充足率が90%台なのは15大学(2017年度18大学)、80%台は14大学(同9大学)、70%台は9大学(13大学)、60%台は13大学(同11大学)、50%台は7大学(同9大学)、50%未満は11大学(同10大学)。 最も多くのマッチ者を集めたのは、マッチ率100%の東京大学120人(2017年度118人)、次いで同じく100%の東京医科歯科大学119人(同119人)、京都大学78人(同79人)が続いた。9月21日の中間公表での...