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日病協、電カルの将来像「議論白熱」

レポート 2018年10月19日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院団体協議会議長の山本修一氏(国立大学附属病院長会議常置委員長)は、10月19日に開いた代表者会議での自由討論で、電子カルテの将来像について「議論が白熱した」ことを明かした。「非常にお金がかかっている」ことや、病院間でデータの共有ができないことを解決してほしいという希望が病院にあり、山本氏は「機能の異なる病院で情報共有をできることが大切だ」と述べた。日病協で電子カルテについて話し合うのは初めてで、今後議論を続けていくという。 議長の山本修一氏(右)と副議長の長瀬輝諠氏 代表者会議では各種会議についての報告も行われた。10月17日の厚生労働省の「入院医療等の調査・評価分科会」で議題となった施設調査票に関し、回答率の低さが問題だとして、日病協として各団体に対し依頼することを確認した(『2018年度入院料改定の影響度、2019年3月に調査結果報告』を参照)。日病協の診療報酬実務者会議では、救急医療管理加算についての要望書を11月の代表者会議でまとめる予定で、「加算1」が認められるかどうかのばらつきが大きいため基準を明確化することと、「加算2」は重要な診療報酬であり、「基準を厳しくするこ...