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デーモン閣下も危惧「日本の医療は危機的」医療のかかり方を広める懇談会

レポート 2018年10月23日 (火)  岩崎雅子(m3.com編集部)

厚生労働省は10月22日、患者やその家族に医療のかかり方を周知・広報する方法を検討する「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」(座長:渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教授)の第2回会議を開いた。会議ではタスク・シフティングが話題となったほか、現役の救命救急センター勤務医が参考人として現場の窮状を訴え、構成員のデーモン閣下らからは、「日本の医療は相当な危機」「自己犠牲で痛々しい」などの声が上がった。国民に向けた情報発信に関しては、既存コンテンツの利活用に話題が集まった(資料は、厚労省ホームページ)。 会議冒頭では、医療機関向けコンサルティングのハイズ株式会社代表取締役社長、裴英洙氏が医療界のタスク・シェアリングの必要性を解説。医師の事務仕事の多さや医療クラークの重要さなどを踏まえ、「医療は医師だけでなくさまざまな専門家によるチーム医療であり、患者も『これは医師に(聞こう)』と使い分けを認識してほしい」と訴えた。 会議で談笑する座長の渋谷健司氏(左)とデーモン閣下(中央) 裴氏の発言を受け、ネットメディアBuzzFeed Japan News Editorの岩永直子氏...