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医学部入試「女性医療職エンパワメント推進議員連盟」が決議文

レポート 2018年10月23日 (火)  岩崎雅子(m3.com編集部)

東京医科大学の不正入試に端を発する医学部の大学入試問題に関し、「女性医療職エンパワメント推進議員連盟」(会長:野田聖子・自民衆院議員)は10月23日、総会を開き、「女性医療職が公正に活躍できる入試・医療現場での環境確保に向けた決議」を取りまとめた。決議では「男女の教育の機会均等が図れ、受験生や社会の信頼を取り戻すこと」などを要望。決議文は10月24日に文部科学大臣の柴山昌彦氏、同25日に厚生労働大臣の根本匠氏にそれぞれ提出する。 同議連は2017年1月、女性が医療に従事できる環境づくりに取り組む超党派の議員連盟として発足。約180人の国会議員で組織され、院内保育や病児保育の支援などを訴えてきた(『女性医療職エンパワメント推進議員連盟発足のわけ─自見はなこ・参院議員に聞く』を参照)。 会長の野田聖子氏 会長の野田氏は総会の冒頭、「おそらく入り口(入試)の問題が発生したのは、今の(医療現場の)環境整備に問題があるからだ」と指摘。「単に批判の対象とするのではなく、そうならないためには何をするべきかというポジティブな結論を導いていけるように頑張りたい」と強調した。 総会では、女性医療職の定着に...