病院ホームページの”口コミ”は規制対象

医療における広告規制に関して、厚生労働省は10月24日、インターネット上での体験談（口コミ）に対し、「治療等の内容または効果に関する体験談を掲載することはできない」との認識を示した「医療広告ガイドラインに関するQ&A;」を公表した。 医療広告を巡っては6月、改正医療法で新たな医療広告ガイドラインが施行され、9月に「医療広告ガイドラインに関するQ&A;」が公表されたが、口コミの取り扱いは合意に至らず、結論が先送りされていた（『医療機関のウェブサイト、6月から広告規制の対象』、『治療に関する"口コミ"規制の運用、結論まとまらず』などを参照）。 「医療広告ガイドラインに関するQ&A;」で、口コミに関して新たに記載されたのは項目Q1-18。医療機関のホームページ上の口コミは広告に当たるとして、「治療等の内容または効果に関する体験談を掲載することはできない」とした。 一方で、個人のブログやフェイスブック、ツイッターに投稿された感想については、「医療機関からの影響を受けずに患者やその家族が行う推薦に留まる限りは、誘因性は生じない」とし、規制対象外としている。いわゆる「口コミサイト」のような体験談投...