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医学部入試、超党派議連が女子差別撤廃で決議書提出

レポート 2018年10月25日 (木)  岩崎雅子(m3.com編集部)

東京医科大学の不正入試に端を発する医学部の大学入試問題に関し、超党派の議員約180人で組織する「女性医療職エンパワメント推進議員連盟」(会長:野田聖子・自民衆院議員)は、10月24日と25日、文部科学大臣の柴山昌彦氏と厚生労働大臣の根本匠氏に、「男女の教育の機会均等が図れ、受験生や社会の信頼を取り戻すこと」などを要望した「女性医療職が公正に活躍できる入試・医療現場での環境確保に向けた決議」をそれぞれ提出した(『医学部入試「女性医療職エンパワメント推進議員連盟」が決議文』を参照)。 会長の野田聖子氏(右から4番目)と文科相の柴山昌彦氏(右から5番目) 柴山文科相への決議文提出には、議連会長の野田氏や事務局長の自見はなこ氏(自民参院議員)らが出席。野田氏は柴山氏に、「ぜひ受け止めていただきたい」と決議文を手渡した。柴山氏は「大変貴重な主張。重く受け止めさせていただく」と応答。医学部入試の規範づくりに取り組む全国医学部長病院長会議(AJMC)の取りまとめを踏まえ、「文科省としてしっかりと対応していきたい」とした。 自見氏は決議文の提出後、報道陣に対し、「入試の女性差別は大変遺憾。基本的には大...