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6NCの連携、どんな方式で?

レポート 2018年10月26日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省の「国立高度専門医療研究センター(NC)の今後の在り方検討会」(座長:永井良三・自治医科大学学長)は10月26日に第7回会議を開き、組織の在り方や果たすべき役割について議論した。6つのNC間や他の医療機関との連携、予算や人材確保のための「求心力」(永井座長)を担保するためにはどのような組織の形がいいのかについて、国立病院機構のように一つの法人の下に各NCがぶら下がる方式や、現行の6法人のまま連携を強化する方法など、さまざまな意見が出た。12月をめどに一定の結論を得ることを目指し、議論を継続する。 事務局が提示した組織の在り方のたたき台は次の通り。 ◆NCは世界最高水準の研究開発・医療を目指し、ビッグデータ、バイオバンク、レジストリ等を有機的につないで、地球規模の課題や時代の変化に対応し、新たなイノベーションを生み出していく。 ・そのため、各NCが持つ強みやスピード感を生かしつつ、有機的・機能的連携が図られ、新たな多面的・多様な研究や更なる外部資金の獲得が行えるよう、各NCにおいてこれから行おうとする研究開発・医療・人材育成を支援する機能が必要ではないか。 ・具体的には、各NC...