免震装置不正、KYBが5病院公表

油圧機器メーカー「KYB」による免震・制振装置データ改ざん問題で、KYBは10月26日、データ改ざんの疑いがある製品を設置した施設のうち、所有者の許可が取れた物件名のリストを公開、全国で5病院が含まれていた。KYBが10月16日に公表した資料によると、不正の疑いがある免震用オイルダンパーが使用された施設903件のうち、医療・福祉施設は158件。26日には18件が公表され、病院は5件だった。KYBは19日に先行して70件を公表したが、医療施設は含まれていなかった。 国土交通省は、改ざんの疑いがある免震・制御装置が設置された建物も、震度7程度の地震で崩壊の恐れはないとしているが、揺れが大きくなるなどの影響がある恐れがある（KYBのホームページはこちら）。 KYBが公表した物件リスト（10月26日現在） Ａ： 国の基準に「不適合」 Ｂ：顧客の契約と異なる「基準外」 Ｃ：改ざんの有無不明 【神奈川】社会医療法人財団石心会 川崎幸病院（Ｂ） 【石川】石川県立中央病院（Ｃ） 【鳥取】南部町国民健康保険 西伯病院（Ａ） 【愛媛】市立八幡浜総合病院本館（Ｃ） 愛媛県立中央病院（Ａ）...