「未来の医療をつくる人をつくる」-加藤浩晃・デジタルハリウッド大学大学院/眼科医◆Vol.3

中山：改めて、加藤先生がやりたいことはなんでしょうか。 加藤：「未来の医療をつくる」「未来の医療をつくる人をつくる」です。医療現場の課題は山のようにあって、それを自分一人で全部解決できるわけはないので、それをしようとする人たちを自分が何かしら手伝うことでブーストできたらいいなと思っています。だから、ビジネスに詳しい人、法律に詳しい人、各診療科の専門家をつないだりとか、そうやってお手伝いしている感じもあります。 ただ、厚労省を辞めて、支援をしたいと思っていましたけど、何か嘘っぱちな感じもしました。いろいろな形で支援してると言っても、僕が今までに何かを成功させたわけではない。自分は何も成し遂げてないのに、支援というのも嘘ではないかと思って。だから、今もたくさん支援はしたいのですが、アイリスで医療機器をちゃんと作って、医療現場に届けて、それで医療現場、世の中が変わったと、価値を出さないといけないと思っています。 加藤浩晃氏（写真左） 中山：未来の医療はどんな風に変わっていきますか。 加藤：AIを含むテクノロジーはどんどんオープンイノベーションになっていくので、アイリスが「AIのインフルエンザ...