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本庶・京大特別教授、日医最高優功賞

レポート 2018年11月1日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会は11月1日、「日本医師会設立71周年記念式典並びに医学大会」を開催、日医最高優功賞として、2018年ノーベル医学生理学賞受賞が決定した京都大学特別教授の本庶佑氏、日医常任理事を12年務めた今村定臣氏、同じく8年務めた鈴木邦彦氏ら、計25人を表彰した。本庶氏の受賞は今年8月の日医理事会で決定していた。その他、日医優功賞6人、日医医学賞3人、日医医学研究奨励賞15人を決定、表彰した。 受賞者を代表して、富山県医師会長の馬瀬大助氏があいさつ。本庶氏のノーベル医学生理学賞の受賞決定について、「日本医学界の誉れであり、後進の若き医学者にとって大きな励みになる。真に人類に幸福をもたらすのは、地道な努力と時間を要する基礎研究にあることを再認識した」としてお祝いの言葉を贈った。その上で、医師の働き方改革など日本の医療を取り巻く諸問題が複雑に絡み合っている現状を指摘し、「日医こそがこれらの問題に立ち向かい、問題解決の方策を提言できる唯一の医師の代表。これからも全面的に応援していく。私どもも、一層の研鑽に努め、医学の振興と国民医療の向上に努力する」と決意を新たにした。 本庶氏はこの日の午後に、...