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日医「グランドデザイン2030」の概要版を公表

レポート 2018年11月1日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)

横倉氏 日本医師会は10月31日、「日本の医療のグランドデザイン2030」(日医GD2030)の概要版を公表した。2019年3月末の完成に向けた途中経過報告の位置付けで、全体を3部構成にする方針を示したほか、医療のあるべき姿の実現に向けて日医が取り組む具体的なアクションプランとして、行動計画「AGENDA2030」を盛り込むことも明らかにした。日本医師会総合政策研究機構(日医総研)を中心に文書化を進めている。「AGENDA2030」は、来年1月末までに概要をまとめ、2019年3月末に全体が完成する予定。 日医が医療に関する中期的なビジョンとして提言をまとめるのは「2015年医療のグランドデザイン」を2000年に公表して以来、約18年ぶり。日医会長の横倉義武氏が今年6月の定期代議員会で4選を果たした直後の所信表明で言及していた(『4期目に臨み「3つの課題」掲げる、横倉日医会長』を参照)。 横倉氏は同日の定例記者会見で、GDの照準を2030年に合わせた理由について、「前回のGDは『2015』ということで2000年に作った」と言及し、前回もおよそ15年後の姿を提言する内容だったと説明した上で...