臓器別講座の弊害、年齢上がるごとに実感
レポート
2018年11月4日 (日)
高橋直純(m3.com編集部)
m3.com意識調査で医学部、大学病院でのナンバー制講座、臓器別講座それぞれの弊害を尋ねたところ、年代ことに弊害の有無に関する認識の違いがあることが分かった。自由意見では多くの「実感」が寄せられた。 Q ナンバー制講座の弊害を実感したことある? Q 臓器別講座の弊害を実感したことある? 全体でみると、ナンバー制講座、臓器別講座、どちらも弊害を感じたことがあるとした回答は25%強だった。 ■年代別の「ある」の回答 年代別に見ると、ナンバー制講座については「ある」とした回答は全年代で大きな違いはなかったが、臓器別講座で年齢が高まるごとに上昇していくことが見て取れた。60、70代では臓器別講座でより弊害を感じていた。 1990年代以降、多くの大学で臓器別講座に変化していった。上の世代の回答は、ナンバー制講座と臓器別講座を比較した結果と言える。一方、ナンバー制講座の弊害を「分からない」との回答が若い世代になるほど多いのは、ナンバー制講座を経験していない医師が多いためだと考えられる。 ■ナンバー制講座の弊害について ■臓器別講座の弊害について Q ナンバー制講座の弊害を実感したことがある場合、具...
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