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糖尿病リスク予測ツール公開停止、厚労省「薬機法に触れる可能性あり」

レポート 2018年11月6日 (火)  長倉克枝(m3.com編集部)

国立国際医療研究センターは、10月24日にウェブサイトで公開した「糖尿病リスク予測ツール」について、厚生労働省から翌日に「医薬品医療機器法に触れる可能性がある」と指摘を受け、同日付で公開を停止した。同センターでは同ツールの説明文等の表現の修正を進めている。 同センターが開発した「糖尿病リスク予測ツール」は糖尿病と診断されたことのない30歳から59歳の人を対象とし、体重や血圧、血液検査結果などの健康診断結果を入力すると、3年以内の糖尿病発症リスクを予測する。予測結果は、「3年以内に糖尿病を発症するリスク」をパーセンテージで表示した上で、同性・同年代との比較で「あなた」のリスクが高いか低いかが分かるようになっている。その上で、「あなたへのアドバイス」として、「糖尿病予備軍に該当します」などが表示される(AIラボ『健診データから糖尿病発症リスクを予測、AIで開発』参照)。 指摘のあった同ツールの予測結果のイメージ(現在は公開停止中、画像は24日のプレスリリースから抜粋) 一方、指摘した厚労省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課によると、「個人の健診結果からその人の糖尿病発症リスクを評価し、そ...