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BCGワクチン新製品、11月16日以降に出荷見通し

レポート 2018年11月7日 (水)  大西裕康(m3.com編集部)

日医の釜萢敏氏 乾燥BCGワクチンの添付溶剤(生理食塩液)から国の定める基準を超える濃度のヒ素が検出され、現在は出荷停止になっている問題で、国内唯一のBCGワクチン製造販売業者である「日本ビーシージー製造」(東京都文京区)は、製造工程などを改善した新製品を11月16日以降に出荷するようだ。日本医師会常任理事の釜萢敏氏が11月7日の定例記者会見で、「本日時点で把握している情報」として明らかにした。従来品の取り扱いなど、新製品出荷後の対応については、厚生労働省が具体策を近日中に周知するとの見通しも示した。 釜萢氏は、「新たな製品の供給開始後は、従来品を使わなくても済むような対応を厚労省が考えているようなので、通知などが出ると予想している」と述べた。 BCGワクチンを巡っては、厚労省が今月5日に開いた「薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 医薬品等安全対策部会 安全対策調査会」の会合で、日本ビーシージーから基準値以上のヒ素が検出された旨の報告を今年8月9日に受けたなどの経緯を説明。同社が基準値以上のヒ素を検出した後は速やかに出荷を停止している状況も報告した(詳細は、厚労省ホームページ)。一方、釜...