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東京医大、不正入試「うそでしょと思った」新学長の林氏

レポート 2018年11月8日 (木)  岩崎雅子(m3.com編集部)

東京医科大学の入試不正問題に関して、追加合格などの対応について同大が11月7日に開いた記者会見。新学長の林由起子氏と入試委員会委員長の小西眞人氏が記者の質問に応じ、追加合格者決定の方法や、推薦入試における不正の有無、今後の対応などに関して答えた。 林氏は不正入試についての印象を問われると、「報道で初めて知り、『うそでしょ』と思った。人数が多すぎて愕然としている」と回答。「入試と現場は別に考えるべきで、入試の不正はいけないこと」とし、推薦入試に関しては「不正はなかったと判断している」と述べた。会見は質疑応答を含め、約2時間30分にわたった(『東京医大、2019年度入試は追加入学者引いた定員で実施』を参照)。 質疑応答する学長の林由起子氏(右)と入試委員会委員長の小西眞人氏(左) 主な質疑は以下の通り(断りがない限り、回答は林氏)。 【追加合格に関して】 ──追加で入学が認められる人数は、在校生を差し引いた人数になるのか。 意向確認で入学を希望される方の人数により、合格ラインが上に行ったり下に行ったりする。それにより在校生の数が変わるので、単純な引き算ではありません。今回は、当時の状況を復...