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「働き方改革」と「専門医制度」が2大テーマ - 堀岡伸彦・厚労省医師養成等企画調整室室長◆Vol.1

スペシャル企画 2018年11月25日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

メディアでも活躍する12年目の外科医、中山祐次郎氏(福島県郡山市の総合南東北病院外科)が医療界内外の「憧れの人」に会いに行く対談企画「一介の外科医、憧れの人に会いに行く」。第10弾は厚生労働省医政局医事課医師養成等企画調整室 室長の堀岡伸彦氏にご登場いただきました。堀岡氏は順天堂大学医学部出身の医系技官として、現在「医師の偏在対策」や「専門医制度」などを担当されています。日本の医療制度の在り方について議論しました(2018年8月22日に対談。全5回の連載)。 中山:はじめまして。僕は卒後12年目の外科医ですが、現在は臨床を一時的にお休みして、京大の公衆衛生大学院に行っております。医療の情報格差と非対称性について問題意識を持ち発信活動をしていますが、今日は医療の仕組みそのものについてお話をしたくて、堀岡さんと対談する場を設けていただきました。 堀岡:こちらこそよろしくお願いします。医系技官と話した経験はありますか。 中山:ほとんどお会いしたことがなくて、医系技官が何をしているのかも正直、よく分からないのでいろいろ質問させていただきます。まず、堀岡さんはなぜ医学部を出てから、医系技官になら...