1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「教育、職場環境も変えて」医療のかかり方を広める懇談会

「教育、職場環境も変えて」医療のかかり方を広める懇談会

レポート 2018年11月13日 (火)  岩崎雅子(m3.com編集部)

厚生労働省は11月12日、患者やその家族に医療のかかり方を周知・広報する方法を検討する「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」(座長:渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教授)の第3回会議を開いた。 会議では、日本医師会や健康保険組合連合会が既存の広報の取り組みを紹介。構成員からは「学校教育からのアプローチが必要」「病院に行きやすい職場環境が重要」など、多方面からの協力を求める声が上がった。12月6日に開催予定の次回会議で取りまとめをし、「医師の働き方改革に関する検討会」(座長:岩村正彦・東京大学大学院法学政治学研究科教授)に提出する予定(資料は、厚労省ホームページ)。 なお、構成員のデーモン閣下はライブツアーのため欠席だった。デーモン閣下は自身のライブで#8000のチラシをファンに配っているという。 会議の冒頭では、医療の賢い選択方法を医療者が中心に発信している「チュージング・ワイズリー」の取り組みを、群星沖縄臨床研修センターの総合診療医、徳田安春氏が紹介。チュージング・ワイズリーは米国の医師が自発的に始めた運動で、現在は欧米を中心に20カ国で展開している。チュージ...