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マヴィレット配合錠、再算定で25%薬価引き下げ

レポート 2018年11月14日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は11月14日、C型慢性肝炎治療薬「マヴィレット配合錠」に市場拡大再算定の特例を適用し、薬価を25%引き下げることを承認した。医療機関における在庫への影響等を踏まえ、再算定薬価の適用は2019年2月1月から。現行薬価は2万4180.2円だが、改定後の薬価は1万8135.2円になる(資料は、厚生労働省のホームページ)。 マヴィレット配合錠は、2017年11月に薬価収載。厚労省は、6月診療分のNDBデータに基づき検討し、「年間販売額が1000億円超、かつ基準年間販売額の1.5倍超」という特例品目の要件に該当すると判断した。 市場拡大再算定の特例による薬価引き下げは、2年度目以降の予想販売額が一定額を超える医薬品に対し、2年に1度の薬価改定を待たずに、年4回の新薬収載時に合わせて実施する。具体的には(1)薬価収載の日(効能変更等が承認された既収載品については、当該効能変更等の承認を受けた日)から10年を経過した後の最初の薬価改定を受けていない既収載品、(2)年間販売額が1500億円を超え基準年間販売額の1.3倍以...