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働き方改革、医療現場からの改革は可能か? - 堀岡伸彦・厚労省医師養成等企画調整室室長◆Vol.2

スペシャル企画 2018年12月2日 (日)  まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

中山:「働き方改革」と「専門医制度」が堀岡さんの現在の2大テーマとのことですが、どちらもすごく伺いたいことがたくさんあります。主語が大きすぎるかもしれませんが、厚生労働省が考える「医師の働き方」はずばりどんなものですか。 堀岡伸彦 2005年 順天堂大学卒業・多摩南部地域病院で初期研修医、2007年 厚生労働省入省・保険局医療課(診療報酬改定)、2009年 同保険局総務課(被爆者援護)、2011年 内閣府原子力被災者支援チーム(医療班)、2012年 厚生労働省健康局疾病対策課(難病法制定)、2013年 山梨県健康福祉部健康増進課長、2016年~厚生労働省医政局医事課(医師確保対策)、医学博士 堀岡:普通の会社、普通の労働基準局的観点から見ると、医師の文化は良いところ、悪いところがたくさんあります。良い文化というのは、正直、医療界の外の人からは理解されづらいですが、患者さんのために何でもなげうつし、直接的にメリットがなくてもみんな自分で研究をして、アメリカの学会で発表したりする。僕でさえ行政官で、自分で研究する能力はないかもしれませんが、それでも少しでも研究をして何か日本の医療に役立てば...