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事件当日、「身支度後は手洗いはせず」被告人質問

レポート 2018年11月21日 (水)  高橋直純、岩崎雅子(m3.com編集部)

東京都足立区の柳原病院で自身が執刀した女性患者に対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴された男性外科医に対する東京地裁(大川隆男裁判長)での第12回公判が11月20日に開催され、被告人質問が行われた。事件当日は手術の直前まで手洗いを行っていなかったことなどを証言。事件については「非常にとても不名誉で、あってはならないこと」と訴えた。 今後の裁判日程について、2019年1月8日に論告求刑公判・最終陳述、2月20日に判決言い渡しとなることが指定された。 弁護側尋問に対する男性外科医の証言の概要は以下の通り。 ・事件当時の仕事状況では、勤務する足立区のクリニックでは週200-250人の患者を診察、都立駒込病院では週1回20-30人、柳原病院では月6-7件の手術、マンモグラフィー読影は週100-150件。これまでの執刀数は500件程度で、診察経験のある患者数は数千から万人単位。 ・妻と子ども3人の5人家族。 ・被害を訴える女性患者A氏は2011年から診察。2012年に右胸腫瘍の摘出手術を柳原病院でしており、その後は3-6カ月ごとに経過観察をしていた。 ・事件となった20...