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高校生の妹のために描いた漫画から生まれた - 『はたらく細胞』漫画家・清水茜氏に聞く◆Vol.1

インタビュー 2018年11月24日 (土)  長倉克枝(m3.com編集部)

赤血球や白血球、マクロファージなど体で働く細胞たちを擬人化し、細菌やウイルスと戦う様子を描いた漫画『はたらく細胞』が、医療関係者も納得の人気だ。『月刊少年シリウス』(講談社)で2015年から連載が始まり、漫画ランキングで高評価を得るなどして話題に。単行本5巻などシリーズ累計330万部以上を販売。さらに、今年7~9月にTVアニメ放送されると、その人気は子供たちにも広がった。 出版元の講談社は熱中症が話題になった今夏には熱中症を扱った漫画第6話をウェブサイトで無償公開したり、TVアニメの製作委員会は医療機関や教育機関向けに画像素材を無償提供したりするなど、医療や健康に関する啓蒙活動にも一役買っている。 作者の清水茜氏は、この『はたらく細胞』がデビュー作の若手漫画家。当初は細胞にも医療にも詳しいわけではなかった清水氏が、なぜ本作を描くことになったのか――。この作品に込めた思い、今後の展開なども併せてお伺いした(2018年10月30日にインタビュー。全3回の連載)。 清水茜(しみず・あかね)氏 1994年生まれ。東京都出身。「マンガ専門校 日本マンガ塾」プロ養成科卒業(13期生)。2014年、...