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日医初の試み、700人近い医師会役員が一堂に会す

レポート 2018年11月25日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

「全国医師会・医師連盟 医療政策研究大会」が11月25日、全国の都道府県と郡市区の医師会役員、700人近くを集め、都内で開催された。日本医師会会長の横倉義武氏は、「医療政策をリードするには、強い医師会の組織づくりが不可欠」とあいさつし、2018年4月の日医の「医師会将来ビジョン委員会」の答申を受けて、「日医の初の試み」として大会を開催したと説明した。 「医師会将来ビジョン委員会」の答申では、日本の医療を守るために理念を共有する必要性を指摘し、「全国の郡市区医師会会長が1年に一度、一堂に会する全国郡市区医師会会長協議会の創設」を提案した。 大会には、医師会長に加え、役員クラスが参加。横倉氏が「日本医師会の医療政策」、慶應義塾大学商学部教授の権丈善一氏が、「日本の医療 その課題と展望」というテーマでそれぞれ講演。その後、非公開で「日本医師連盟医政活動研究会」が開催された。 横倉氏は講演で、「社会保障の充実による国民不安の解消」を強調。今後の制度改革の議論は、「政争の具にしてはならない」と訴え、社会全体で社会保障の在り方を考えていく必要性を強調した。2019年7月には参議院議員選挙が予定され...