1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. aiboが入院中の小児「癒す」、成育医療研究センターで検証

aiboが入院中の小児「癒す」、成育医療研究センターで検証

レポート 2018年11月30日 (金)  長倉克枝(m3.com編集部)

国立成育医療研究センターとソニーは11月29日、ソニーの自律型エンタテインメントロボット「aibo(アイボ)」を使い、病気で長期療養中の小児の心のケアやストレス軽減の効果を調べる検証を開始すると発表した。12月から3年間にわたり、同センターで長期療養中の小児計100症例を対象として実施する。医療現場での利用のためにaiboを導入するのは同センターが初めて(記者会見の詳細はAIラボ『国立成育医療研究センターとソニー、犬型ロボット「aibo」の慢性疾患小児への癒し効果を検証開始』を参照)。 左から同センター理事長の五十嵐隆氏、同センター研究所薬剤治療研究部実験薬理研究室室長の中村和昭氏、同センターこころの診療部児童・思春期リエゾン診療科診療部長の田中恭子氏、ソニーAIロボティクスビジネスグループ事業企画管理部統括部長の矢部雄平氏。 aiboによる介在療法が長期入院中の小児に与える「癒し」効果を検証する。具体的には、aiboによる介入は以下の4項目。生理学的指標(ストレス、免疫など)、心理学的指標は行動評価など、社会的指標として家族QOL(アンケートなど)、入院期間、合併症の有無などで評価す...