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ACPの愛称「人生会議」に決定、11月30日は「人生会議の日」

レポート 2018年12月3日 (月)  岩崎雅子(m3.com編集部)

厚生労働省は11月30日、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の愛称を「人生会議」とすると発表した。今夏実施した愛称公募で集まった1073件の中から、10月の「ACP愛称選定委員会」で愛称を決めた。また、「いいみとり」の語呂から、11月30日を、ACPについて考える「人生会議の日」に決定。厚生労働副大臣の大口善徳氏は、「愛称や考える日の広報を通じて、ACPのさらなる普及啓発を図り、人生の最終段階に臨む医療ケアが行われるための取り組みが、ますます進展する契機になることを期待する」とあいさつした。 愛称を応募した須藤麻友氏 厚労省の「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」は今年3月、ACPの普及・啓発の必要性などを盛り込んだ取りまとめを作成。同省はリーフレットなどでACPの普及を進めてきたが、「経済財政運営と改革の基本方針2018」でACPの「国民になじみやすい名称の一般公募・選定」を求めるなど、知名度が低い課題があった(『ACPの愛称公募に1070件、11月に決定』を参照)。 「人生会議」は聖隷浜松病院(静岡県浜松市)の現役看護師、須藤麻友氏が応募。須藤氏は、...