1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. デーモン閣下、厚労省案に「誰も読まない」

デーモン閣下、厚労省案に「誰も読まない」

レポート 2018年12月7日 (金)  岩崎雅子(m3.com編集部)

厚生労働省は12月6日、患者やその家族に医療のかかり方を周知・広報する方法を検討する「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」(座長:渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教授)の第4回会議を開いた。厚労省が示した取りまとめ案に対し、構成員のデーモン閣下が「文章が固くて誰も読まない」と苦言を呈するなど、構成員からは指摘が相次ぎ、会議は予定時間をオーバーした。 厚労省は当初、今回の会議で取りまとめを予定していたが、「第4回で議論を深め、第5回での取りまとめを目指す」と方針を変更していた。次回会議は12月17日を予定している(資料は、厚労省ホームページ)。 渋谷健司氏(左から2番目)とデーモン閣下(右から2番目) 「一般の人は誰も読まない」 会議では、厚労省がたたき台として作成した「『上手な医療のかかり方を広めるための懇談会』からの提案(案)」が示された。案では、上手な医療のかかり方を「自分の心身の状況に応じて適切な時期と医療機関を自ら選び取り、医師とパートナーとして、一緒に改善を目指す医療のかかり方」と定義。上手な医療のかかり方に関する情報に身近に接することができる環境づく...