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岩手医大、金沢医大、福岡大で「不適切入試」

レポート 2018年12月8日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

文部科学省が実施した医学部入試の調査結果を受けて12月8日、岩手医科大学、金沢医科大学、福岡大学の私立3大学がそれぞれ会見し、不適切入試を行っていたことを公表した。岩手医大は、学士編入試験で歯学部出身の受験生を優遇したほか、2018年度入試の追加合格で優遇、金沢医大は「同窓生子女、北陸三県高校出身者、現役生・一浪生」に加点、福岡大は「高校卒後年数」による差異を設けていた。 各大学は、不適切な入試方法を今後改めるとともに、再調査を行うと表明。金沢医大は、不利益を被った受験生に対応することから、追加合格者により、「2019年度医学部一般入学試験(前期)の募集人員(65人)が減員となる可能性がある」と公表している。 文部科学省は東京医科大学の医学部不正入試問題を受け、8月に「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査」、続いて各大学に訪問調査を実施した。東京医大のほか(『東京医大追加合格44人、2019年度一般・センター定員は46人』などを参照)、昭和大学が既に不適切入試を公表(『昭和大、入試で現役や卒業生の親族らを優先』を参照)、順天堂大学も近く第三者委員会の調査結果を公表予...