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順大学長、女子・多浪の差異は「裁量の範囲内」

レポート 2018年12月11日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

順天堂大学は12月10日、入学試験で女子や多浪の受験生を不利に扱っていたことを記者会見で明らかにした。新井一学長、代田浩之医学部長との一問一答は以下の通り(『順大、一次試験で一部の女子・多浪を不合格に』も参照。文中、敬称略)。 ――大学としては、第三者委員会の結論に沿ってやっていくということか。 新井一学長 新井:差異を設けたことについて第三者委員会では合理性がないということになった。これまで大学の裁量の範囲と考えていたが、不合理との判断をいただいたので、全廃する。 ――追加合格候補48人は全て女性なのか。 代田:2017年度の24人は全て女性、2018年度は1人が男性。この1人は特殊な事情があり、追加合格が妥当と判断した。 ――もう少し詳しく言ってもらわなければ分からない。 代田:浪人の年数に少し問題があって不合格になった。詳しいことは控えさせていただく。 ――資料では、2次試験は浪人年数で不利益な取り扱いをしていないとなっているが、そうではないのか。代田:この1人はさらに確認をしたところ、追加合格が妥当だろうということだ。特殊な事情があるのでこの場での説明は控える。多浪もあったが、...