1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 東京都の専攻医7領域でオーバー、7府県は「20人以上減」

東京都の専攻医7領域でオーバー、7府県は「20人以上減」

レポート 2018年12月11日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の医道審議会医師分科会医師専門研修部会(部会長:遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)の12月11日の会議で、2019年度専攻医の1次募集の応募状況が明らかとなった。合計では8217人。今後、採否を決定後、2次募集が行われるが、2018年度の8410人よりは193人少ない(資料は、厚労省のホームページ)。 専攻医のシーリング(採用数の上限)がかかる5都府県(東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、福岡県)の合計は3876人。うち東京都は1824人。シーリングは14の基本領域でかかり、2018年度のシーリングより5%削減される。シーリングを超えた7基本領域(小児科、皮膚科、精神科、泌尿器科、脳神経外科、形成外科、リハビリテーション科)で56人減らす必要が生じている。 他府県でも、神奈川県では眼科、愛知県では皮膚科、眼科、泌尿器科、形成外科、福岡県では皮膚科、精神科、眼科、耳鼻咽喉科でそれぞれ応募数がシーリングを超えている。大阪府ではシーリングを超えた基本領域はない。 5都府県も含め、47都道府県別の増減を見ると、開きは大きい。2019年度1次募集の応募数が、2018年度採用数よ...