1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 患者の手紙や「ありがとう」が心にしみる ‐新卒医師座談会2018の後日談◆Vol.3

患者の手紙や「ありがとう」が心にしみる ‐新卒医師座談会2018の後日談◆Vol.3

レポート 2018年12月22日 (土)  大西裕康(m3.com編集部)

Q、これまでの研修で最も楽しかったことや、うれしかったことを教えてください。 「担当した患者さんから、亡くなる前に『ありがとう』と言ってもらえたことです。呼吸状態が悪く毎日『血ガス」を取らなければいけない患者さんだったのですが、頑固な性格のおじいちゃんで最初は嫌だと拒否されてばかりでした。ただ毎日病室に通い、雑談などもするうちに最後には『あなたなら良いよ』と言ってくれるようになりました。担当した患者さんで初めてお看取りをした方ということもあり、良い思い出として印象に残っています」 「入院時から担当させていただいた患者様が退院された後、医局に自分宛ての手紙を送ってくださったときはとてもうれしかったです。学生の頃の実習でも患者様の受け持ちというのはありましたが、学生の頃と比べてはるかに長い時間、関わらせていただき、状態が芳しくない時から症状が改善し退院するときまで一連の流れを診させていただいた患者様から手紙をいただいた時には、この仕事をやっていてよかったという気持ちともっともっと頑張らなくてはという気持ちがわいてきました」 「患者さんから慕っていただけると、とてもやりがいを感じます。退院の...