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大学入試、罰則含むルール検討へ―文科省

レポート 2018年12月14日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

柴山昌彦文部科学大臣は12月14日の記者会見で、東京医科大学の不正入試に端を発して医学部を置く81大学に行っていた緊急調査の最終結果を発表するとともに、他学部を含めた大学入試のルール策定に着手することを明らかにした。 2020年度入試に向けて2019年6月頃に発出する「大学入学者選抜実施要綱」に盛り込めるよう2019年春までの結論を目指し、省内に大学関係者や法曹らから成る検討の場を設置する。柴山文科相は「違反した場合には一定のペナルティが必要になってくるのではないか。運営費交付金や補助金の在り方を含めて検討したい」と述べ、罰則も検討する方針(中間まとめは、『複数の大学医学部で不適切入試の可能性、文科省調査中間まとめ』を参照)。 調査結果では、文科省が「不適切の可能性が高い」と指摘し、自主的に公表した東京医科、昭和、神戸、岩手医科、金沢医科、福岡、順天堂、北里、日本(大学による公表日順)の9大学について「不適切な事案」とし、文科省の指摘と大学側の見解に相違がある聖マリアンナ医科大学を「不適切である可能性が高い事案」として発表。10大学について柴山文科相は「非のない受験生に、不適切入試によ...