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「連続勤務は28時間まで」「勤務は9時間のインターバル」

レポート 2018年12月17日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は12月17日の第14回「医師の働き方改革に関する検討会」(座長:岩村正彦・東京大学大学院法学政治学研究科教授)に、医師の時間外労働の上限を「一般則」よりも長時間とする条件として、「勤務時間と次の勤務時間までには、9時間のインターバル(休息)を確保」「連続勤務は28時間までとし、当直明け後の勤務間インターバルは9時間×2日分の18時間」とすることを提案。 管理者の立場の構成員は、「現場感覚から言うとかなり厳しい」などと述べ、地域医療への影響を懸念した一方、現場の医師などからは、「過労死水準」を容認する時間外労働の上限設定を問題視したり、「ブラック認定されたら、さらに医師が集まりにくくなる」との声が上がった(資料は、厚労省のホームページ)。 グレーの部分は、勤務間インターバルや連続勤務時間制限がなかった場合の想定(2018年12月17日「医師の働き方改革に関する検討会」資料) 厚労省は、2024年4月から適用する医師の時間外労働の上限として、(1)「達成を目指す水準」を定めるとともに、(2)地域医療確保、(3)医療の質の維持・向上の観点(技能向上)から、経過措置としてさらに長時...