1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. ロボット手術、点数算定にNCD登録を活用

ロボット手術、点数算定にNCD登録を活用

オピニオン 2018年12月23日 (日)  NCD事務局

低侵襲と技術革新により、さまざまな外科治療において、急速に拡がる内視鏡外科手術。日本内視鏡外科学会(以下、JSES)の会員数は1万2000人以上となり、内視鏡外科学会としては世界最大規模にまで成長した。2018年度の診療報酬改定では、ロボット支援下手術(以下、ロボット手術)のうち新たに12術式が保険適用となり、算定に当たっては当該術式のNCD登録が必須となっている(一部の術式は施行前)。内視鏡の安全な適応とロボット手術について注目が高まる中、JSESのNCD参画の経緯について、JSES理事長で北里大学北里研究所病院院長の渡邊昌彦氏と、JSESの理事であり、膵臓内視鏡外科研究会会長で九州大学臨床・腫瘍外科教授の中村雅史氏にお話を伺った。 プロフィール 渡邊昌彦(わたなべ まさひこ):北里大学医学部外科教授。1979年慶應義塾大学医学部卒業。 中村雅史(なかむら まさふみ):九州大学臨床・腫瘍外科教授。1988年九州大学医学部卒業。 特定術式保険収載に伴い、NCDの前向き登録を開始 2016年度の診療報酬改定により、腹腔鏡下肝切除術と腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術が保険収載された。これらの術式...