厚労省から指摘で公開停止の糖尿病リスク予測ツール、再公開
レポート
2018年12月19日 (水)
長倉克枝(m3.com編集部)
国立国際医療研究センターは12月19日、個人の健康診断結果からその人の糖尿病発症リスクを評価する「糖尿病リスク予測ツール」を再公開した(再公開されたリンクはこちら)。ウェブサイトから健診データなどを入力することで誰でも無償で利用できる。当初、今年10月に公開していたが、説明文の表現などから「診断行為とみなされ、医薬品医療機器法に触れる可能性がある」などの指摘を受け、公開中止をしていたが、説明文を補足するなどして問題ないとの判断を付けた上で再公開した(『糖尿病リスク予測ツール公開停止、厚労省「薬機法に触れる可能性あり」』参照)。 同センターが教育ソフトウェアと共同開発した「糖尿病リスク予測ツール」は、利用者が自身の健診データを入力することで、3年以内に糖尿病を発症するリスクの数値、同性・同年代の人との比較から自身のリスクの位置付け、アドバイスが表示される。糖尿病の発症リスク予測モデルは、職域コホート(J-ECOHスタディ)の約3万人の健診データを基に、機械学習によって構築された。このモデルに基づいて、発症リスクの数値などが算出される。 ただ、予測結果画面の説明文などから、「ツールが診断行...
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