ウェブサイト医療広告の監視体制強化、来年度から
レポート
2018年12月21日 (金)
岩崎雅子(m3.com編集部)
厚生労働省は12月20日、「医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」(座長:尾形裕也・九州大学名誉教授)の第12回会議を開き、2019年度予算で(1)「医療広告協議会(仮称)」設置に伴うウェブサイト上の医療広告の監視指導体制強化、(2)「医療の質向上のための協議会」設置による医療の質の評価・公表に取り組む医療機関の支援体制整備──に取り組む方向性を示し、構成員から同意を得た。2019年度予算案通過後に具体的な事業内容を整理し、再び検討会で議論する方針(詳細は、厚労省ホームページ)。 第12回「医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」 会議冒頭で事務局は、今後の検討会で、(1)医療広告に関する監視指導体制の強化、(2)医療の質の評価・公表、(3)医療機能情報提供制度、(4)医師等の専門性資格の広告──の4点を議論すると提示。同検討会では前回まで、「医療広告ガイドラインに関するQ&A;」の具体的運用面の議論を重ねていた(『病院ホームページの”口コミ”は規制対象』を参照)。この日は、(1)と(2)について議論した。 ウェブ監視体制を強化「具体例共有を」 ウェブサイト上の医療広告に関し...
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