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勤務医の2割強、連続勤務制限も休息取得も「不可能」

レポート 2018年12月29日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

勤務医の2割強は、「連続勤務は28時間まで」に抑えることが「不可能」と考えており、「ハードルが高い」との回答を加えると、6割近いという結果が明らかになった。一方で、現時点でも「連続勤務は28時間以内」との回答も2割弱あり、勤務医の中でも働き方に相違があることがうかがえた。 「勤務と勤務の間は、9時間のインターバル(休息)を設ける」ことについても、ほぼ同数の結果となった。連続勤務が長時間に及ぶ場合には、インターバル(休息)も取りにくく、両者を一体的に捉えて働き方改革を進める必要性が確認された。 今回のm3.com意識調査は、佳境を迎える厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」の議論を踏まえて、m3.com医師会員を対象に実施。同検討会では、医師の時間外労働の上限規制を「一般則」よりも緩和する代わりに、「連続勤務は28時間まで」、「勤務と勤務の間は、9時間のインターバル(休息)を設ける」などの提案がされている(『連続勤務は28時間まで」「勤務は9時間のインターバル」』を参照)。 本調査は、勤務医と開業医を対象に実施。以下、勤務医の回答を見ると、「連続勤務は28時間まで」は実現可能かを...