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ホリエモンらと進める「予防医療」の普及 - 鈴木英雄・筑波大学附属病院つくば予防医学研究センター副部長に聞く

インタビュー 2019年1月5日 (土)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

知ることで、行動することで、防げる病気があります――。医師と実業家の堀江貴文さん(ホリエモン)、クリエーターらで作る一般社団法人「予防医療普及協会」がITを駆使して、一般人向けに予防医療の普及活動をしている。メンバーで、立ち上げ人の一人、筑波大学附属病院つくば予防医学研究センター副部長の鈴木英雄氏に取り組みの内容や、「予防医療」の意義などを聞いた(2018年11月28日にインタビュー)。 ――そもそもですが、予防医療普及協会とはどのような団体なのでしょうか。 予防医療に関する正しい知識の普及を目的として実業家の堀江貴文さん(ホリエモン)らと我々が発起人となって、2016年9月に設立しました。 堀江さんはもともと医療や健康に興味があり、2015年にご自身のポータルサイト「ホリエモンドットコム」で、ピロリ菌研究の第一人者である上村直実先生(国立国際医療研究センター理事、国府台病院長)と対談しました。そこで、「胃がんは感染症であり、防げるがん」ということを知って衝撃を受けたそうです。 ピロリ菌が胃がんの原因というのは医師の間では常識ですけど、堀江さんも初めて知ったぐらいで一般の人には伝わって...