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「究極の食事」は最低限の“地動説” - 津川友介・UCLA助教授に聞く ◆ Vol.1

インタビュー 2019年1月4日 (金)  聞き手・まとめ:大西裕康(m3.com編集部)

2018年4月の発売後10日間で発行部数10万部を突破したヒット作『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』(東洋経済新報社 )。著者であるUCLA助教授・津川友介氏は、医師として科学的根拠(エビデンス)に基づき、「健康に良い食事」と「健康に悪い食事」を明確に位置付けた。一方、食事に関する「健康に良い・悪い」については、「『体に良くない』と説明しているのであって『食べるべきではない』と主張しているのではない」と記す。科学的根拠に基づく「究極の食事」について執筆した経緯や、日本における「食」の問題点、ご自身の食生活などについても伺った(2018年11月17日にインタビュー。全3回の連載)。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』を執筆した最大の理由について、本の中では「多くの人に自分の意志で健康になるか、それとも病気になるかを選択する力を持っていただきたい」とご説明されています。執筆の経緯を含めた上梓の理由を、改めて教えてください。 医療政策学・医療経済学の研究者として米国に拠点を置き、年...