1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 妊婦加算「要件を厳格化すべきだった」

妊婦加算「要件を厳格化すべきだった」

レポート 2019年1月13日 (日)  大西裕康(m3.com編集部)

2019年1月1日から「凍結」が決まった妊婦加算(初診75点、再診38点)。m3.comの医師会員にどのようにすべきだったかなどを聞いたところ(回答数=勤務医981人、開業医538人)、最も多かった答えは「算定要件を厳格化・明確化し、適切な患者には算定できるように見直すべき」(勤務医49.8%、開業医52.8%)だった。根本匠厚生労働相が診療報酬の個別点数を決める中医協での議論に先んじて凍結を表明したタイミングについては、「必要な点数であることを国民に周知すべきだった」(勤務医39.0%、開業医50.6%)が最も多かった。一連の騒動に関する自由記述の回答では、医療にかかるコストを正当に評価する必要性の周知を求める「「医師の間での周知も不十分だった面がある」や「手間も時間もかかる診療の対価に関する議論が政治の道具に使われてしまった」などの意見が集まった。 Q、妊婦加算について最も近いお考えをお選びください。 医師全体で最多の回答は「算定要件を厳格化・明確化し、適切な患者には算定できるように見直すべき」(50.9%)だった。「社会問題化した以上、廃止やむなし」(19.9%)も一定数の回答を...