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岩手医大、2018度不合格の8人を追加合格

レポート 2019年1月9日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

岩手医科大学は1月8日、2018年度入試で不利益 を受けた受験生について、一般入試7人と学士編入試験1人の計8人を追加合格とし、意向を確認して今年4月の入学を認めると発表した。一般入試の7人は1年次、学士編入の1人は3年次に入学する。追加入学者が出た場合の2019年度入試の定員は、一般入試は90人で変更せず、学士編入試験は7人から6人に減員して実施する。入学を希望しない受験生への受験料返還などの補償については、未定(資料は同大のホームページ)。 岩手医大は追加合格の発表とともに、今後の対応として「全国医学部長病院長会議が策定した『大学医学部入学試験制度に関する規範』と日本私立医科大学協会の『日本私立医科大学協会加盟29大学の申し合わせ事項』を遵守し、より公正な入学試験を実施してまいります」としている。 2018年12月8日に文部科学省が発表した調査結果では、一般入試では不合格者よりも評価が低い受験生を追加合格にしたこと、学士編入試験では岩手医大歯学部出身者を優遇していたことを指摘されており、学内に調査委員会を設置して調べていた。...