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社会保障抑制策、参院選後に厳しい議論

レポート 2019年1月11日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

日医会長・横倉氏 日本医師会会長の横倉義武氏は1月9日、2019年初めての記者会見であいさつし、今年は参院議員選挙と統一地方選挙が重なる12年に1度の年であることに触れ、「参院選後は社会保障費抑制に向けた厳しい議論が始まる」との認識を示し、2020年度の次期診療報酬改定に向けた議論のために社会保障に造詣の深い議員が数多く当選することが重要との考えを示した。 参院選の組織内候補として推薦する自民党参院議員、羽生田俊氏の再選に向けては、「今までの選挙結果などから最低20万票が必要」との認識を示し、「1月15日に日本医師連盟の執行委員会を開き(支援の在り方などを)議論する。本人は既に全国を回っており、(われわれとしても)会員の先生方にお願いする」と述べた。このほか、応援する関係議員候補として、東京都選挙区の武見敬三氏、埼玉県選挙区の古川俊治氏、鹿児島県選挙区の尾辻秀久氏を挙げ、さらに「長野県選挙区からは医師である小松ゆたか元衆院議員が出馬する」とも述べた上で、「全員が当選するために努力していく」と強調した。 横倉氏は、消費税率を10%に引き上げた後の社会保障について具体的な議論を始める必要性...