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群大病院、患者とのカルテ共有システム、本格運用へ

レポート 2019年1月13日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

群馬大学医学部附属病院は1月11日、患者参加型医療推進委員会の3回目の会合を開いた。4月から本格運用が始まる患者とのカルテ共有システムについての説明などがあった。 患者参加型医療推進委員会は一連の腹腔鏡事故問題を受けて設置され、同事故で死亡した患者遺族2人も外部委員として参加している。2018年6月に第1回が非公開で開かれ、外部委員の要望により第2回より公開となった。第3回の1月11日は午後5時30分から始まり、6時50分まで1時間20分にわたった。 検討会の様子 最初の議題として、群大病院で4月から本格運用が予定されている患者とのカルテ共有システムのデモが行われた。既にこの1月からテスト運用が始まっており、一部の患者に体験をしてもらっている。病院側の説明によると、カルテ共有システム閲覧用のパソコンを院内に設置(当初は2台程度)。対象は入院患者で、利用に当たっては患者本人がその診療科長に申込書を提出する必要がある。閲覧に際しては、同席する職員ID、患者番号、新たに発行する患者用パスワードを入力する。印刷や電子的コピー、画面の撮影は認められておらず、コピー等が必要な場合は現行のカルテ開示...