日医が医療通訳に関する協議会を設置

日医・松本氏 日本医師会は1月16日、「医療通訳団体等連絡協議会」を立ち上げると発表した。医療通訳関係団体・事業者のほか、厚生労働省医政局総務課も参加する。訪日外国人や在留外国人の増加を見据えて医療通訳に関する情報を共有し、課題解決などに取り組む。同日の記者会見で同協議会設置の趣旨などについて説明した日医常任理事の松本吉郎氏は、「医療通訳に関する現場の問題点などを共有する」「日医としての協力の在り方なども考えたい」と述べた。初会合は今月22日に日医会館で開く（同協議会初会合の詳細は、日医ホームページ）。 初会合に参加するのは、19団体・事業者の予定。このうち▽特定非営利活動法人AMDA国際医療情報センター▽一般社団法人ジェイ・アイ・ジー・エイチ▽日本エマージェンシーアシスタンス株式会社▽株式会社ブリックス▽一般社団法人通訳品質評議会▽一般社団法人全国医療通訳者協会――が情報・課題共有に関する内容を提示する。厚労省医政局総務課課長の北波孝氏と、「地域医療基盤開発推進研究事業研究班」で研究代表者の中田研氏（大阪大学教授）も医療通訳に関して情報提供する。 医療通訳の関連では、厚労省が2018...