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中川日医副会長、社保審委員、任期満了で退任

レポート 2019年1月17日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会副会長の中川俊男氏は1月17日の社会保障審議会医療部会の席上、同部会の委員を退任することを公表した。任期満了に伴うもので、任期は1月28日までだが、17日が最後の出席となる。親会に当たる社会保障審議会の委員も退任する。後任には、日医副会長の今村聡氏が就任予定。 中川俊男氏(右から2番目)は、この日も積極的に発言(『基金100億円増額も「使い勝手が悪い」、中川日医副会長』を参照)。 中川氏は、2006年度から医療部会の臨時委員に就任、2012年4月25日から本委員を務めてきた。m3.comの取材に対し、中川氏は、「医療提供体制を守るために、全身全霊で努力してきた」と振り返り、一番印象に残っている議論として、「急性期病床群(仮称)」の創設を阻止し、地域医療構想の実現につなげたことを挙げた(『医療機能の「報告制度」、社保審・医療部会も了承』、『全医療機関の「機能報告制度」、創設へ』などを参照)。 厚生労働省は当初、7対1入院基本料算定病床を減らす目的で、都道府県による許可制の「急性期病床群」の創設を提言。その後、届出制に変わったものの、「それでも行政の関与が厳しくなる上、急性期病床...