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専門医の研修カリキュラム制、「期間は常識の範囲内で」

レポート 2019年1月21日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構理事長の寺本民生氏は1月21日の定例記者会見で、新専門医制度の研修カリキュラム制について、学会等が専門医に必要な単位数と経験すべき症例を定め、必要な単位を期間の定めをせずに取得できるなど、4項目から成る「概要」を公表した。1月18日の理事会で決定した。寺本氏は、研修期間について「常識の範囲内で各学会に決めてもらう」と説明。 18日の理事会では、12月の理事会で新事務局長に決定した堀部眞人氏があいさつ、2月1日付で着任する。また理事会の情報漏洩問題についての第三者委員会の結果が出るまでには、あと1カ月くらいかかる見通しだという。 会見する日本専門医機構理事長の寺本民生氏 寺本理事長「今年は一つの正念場」 寺本氏は、記者会見の冒頭、制度開始から3回目に当たる今年の専攻医登録は、当初の予定通り9月から開始する方針であると決意を語った。「今年は制度として固まる時期であり、一つの正念場」。 新専門医制度は、研修施設や研修内容等があらかじめ規定される研修プログラム制が基本だが、出産・育児や介護などを抱える専攻医も専門医資格を取得できるよう、柔軟な研修を求める声が根強い。そのために用意...