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「公の重点化」が必要な構想区域、4つのパターン例示

レポート 2019年1月31日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は1月30日、「地域医療構想に関するワーキンググループ」(座長:尾形裕也・九州大学名誉教授)の第18回会議で、地域医療構想の調整会議で「手術等における公立・公的医療機関等と民間医療機関の競合状況等」を検討する際の考え方を提案、おおむね了承を得た(資料は、厚労省のホームページ)。 厚労省が例示したのは、胃・結腸・直腸悪性腫瘍手術、乳腺悪性腫瘍手術、冠動脈バイパス手術、脳動脈瘤クリッピング手術の4つの術式の実績を基に、構想区域内で、公立・公的医療機関等と民間医療機関の競合状態を「見える化」する考え方。例えば、下図の構想区域では、胃・結腸・直腸悪性腫瘍手術については、両者が競合状態にあるように見える。この考え方で分析すると、「公の機能の重点化」について、特に議論が必要なケースは4つのパターン(ア~エ)に分類できる。本ワーキンググループはさらに検討を進め、この4月以降、各構想区域で地域医療構想の進捗状況を検証するための取りまとめを行う予定。 (2019年1月30日地域医療構想に関するワーキンググループ資料) (2019年1月30日地域医療構想に関するワーキンググループ資料) 全国自治...