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社会保障審議会、遠藤氏が新会長、4年ぶりの開催

レポート 2019年2月1日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の社会保障審議会が2月1日に開催され、会長には、それまで会長代理を務めていた国立社会保障・人口問題研究所所長の遠藤久夫氏が、会長代理には東京大学公共政策大学院客員教授の増田寛也氏がそれぞれ就任した。委員は、医療関係団体代表、学識経験者、自治体関係者など計28人。社会保障審議会は2015年1月以来、4年ぶりの開催。各種審議は、医療部会や医療保険部会など、下部組織で進める(資料は、厚労省のホームページ)。 1日の会議では、厚労省は「今後の社会保障改革について―2040年を見据えて-」という資料と、2019年度予算案の概要を説明した。高齢者数がピークを迎える2040年頃を見据え、同省は「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」を2018年10月に設置。健康寿命延伸、医療・福祉サービス改革、高齢者雇用、地域共生という4つのタスクフォースで議論を進めており、いずれも今夏頃までに取りまとめ等を行う予定。 2019年2月1日社会保障審議会資料 厚労省の説明後のフリーディスカッションで、日本医師会副会長の今村聡氏は、給付と負担の問題、医師の働き方改革などの課題が山積する中、医療提供者側...